デジタル教科書で授業はどう変わる?メリットと注意点を保護者向けに解説

「学校でタブレットを使う時間が増えたけれど、紙の教科書はなくなるの?」

「画面で勉強するだけで、本当に学力が身につくの?」

「目への影響や集中力も気になる……」

お子さんが学校からタブレットを持ち帰るようになり、このような疑問を持つ保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

学校では、デジタル教科書の活用が進んでいます。文字や図を拡大したり、分からないところを自分で確かめたりと、これまでとは違った学び方ができるようになってきました。

一方で、デジタル教科書を使えば必ず成績が上がるわけではありません。画面を見て「分かった」と思っても、実際に問題を解こうとすると手が止まってしまうこともあります。

大切なのは、デジタル教科書を使うこと自体ではなく、それを使って何ができるようになるかです。

この記事では、文部科学省やOECDの資料をもとに、デジタル教科書の仕組みや導入状況、授業の変化、メリットと注意点を解説します。

さらに、小学生・中学生・高校生それぞれに合った使い方や、愛媛県今治市の学校のICT環境、家庭でできるサポートについても紹介します。


1.デジタル教科書とは?紙の教科書との違い

タブレットやパソコンで使う「教科書」

デジタル教科書とは、紙の教科書の内容をタブレットやパソコンなどの画面で利用できるようにしたものです。

正式には「学習者用デジタル教科書」と呼ばれています。

現在使われている学習者用デジタル教科書は、紙の教科書と同じ内容を基本としていますが、デジタルならではの機能があります。

例えば、小さな文字や細かい図を拡大して確認することができます。教材によっては文字の表示方法を調整するなど、一人ひとりの読みやすさに合わせた使い方も可能です。

デジタル教科書とデジタル教材は違う

ここで知っておきたいのが、「デジタル教科書」と「デジタル教材」の違いです。

現在の制度では、デジタル教科書は紙の教科書の内容をデジタル化したものです。

一方、音声・動画・アニメーション・練習問題などは、教科書と組み合わせて使うデジタル教材にあたります。

例えば、英語の授業で教科書本文を画面に表示するのは、デジタル教科書の利用です。

その英文に対応した音声を聞いたり、練習問題に取り組んだりする場合には、デジタル教材を組み合わせていることがあります。

ただし、2026年6月に成立した法改正では、今後、音声や動画などを教科書の一部として扱える新たな制度も設けられました。現在のデジタル教科書と、今後の新しい教科書制度は区別して考える必要があります。

紙の教科書・デジタル教科書・デジタル教材の比較

比較項目紙の教科書現在のデジタル教科書デジタル教材
主な内容教科書の本文や図紙と基本的に同じ内容音声・動画・問題など
文字の拡大基本的にできないできる教材による
書き込み鉛筆などで直接書ける対応する機能で可能教材による
電源不要必要必要
主な特徴紙面を見ながら学べる表示を調整して学べる学習内容を補助できる

国語の長い文章をじっくり読むときや、数学の途中式を書くときは、紙やノートの方が使いやすいこともあります。

一方、細かい図を拡大したいときや、必要な部分を何度も確かめたいときは、デジタル教科書が便利です。

どちらが優れているかではなく、学習内容に合わせて使い分けることがポイントです。


2.デジタル教科書はいつから?導入の背景とこれから

2019年4月に制度化

学習者用デジタル教科書が制度化されたのは、2019年4月です。

これにより、一定の条件のもとで、紙の教科書に代えてデジタル教科書を使用できるようになりました。

その後、学校でのICT環境の整備が進み、デジタル教科書の活用も広がってきました。

2024年度から英語を中心に段階的に導入

文部科学省は、2024年度から全国の小中学校等を対象に、学習者用デジタル教科書の段階的な導入を進めています。

中心となっているのは、小学校5年生から中学校3年生の英語です。

算数・数学についても、学校の環境や活用状況を踏まえながら、段階的な導入や検証が進められています。

ただし、すべての学校で、すべての教科がデジタル教科書に切り替わったわけではありません。

時期主な出来事
2019年4月学習者用デジタル教科書が制度化
2024年度小5~中3の英語を中心に全国で段階的導入
2025年9月24日中央教育審議会のワーキンググループが審議まとめを公表
2026年6月10日デジタルな形態も含む新たな教科書に関する法改正が成立
今後新しい教科書の発行・採択・使用に向けた制度整備

紙の教科書はなくなるの?

保護者の方が最も気になるのは、今後、紙の教科書がなくなるのかという点ではないでしょうか。

2025年9月、中央教育審議会のデジタル教科書推進ワーキンググループは、今後の教科書制度に関する審議まとめを公表しました。

さらに、2026年6月10日には、紙とデジタルそれぞれの良さを生かした教科書づくりを可能にする「学校教育法等の一部を改正する法律」が成立しました。

今回の改正は、デジタル化そのものを目的としたものではありません。

子どもたちにとって、より分かりやすく、学びやすい教科書をつくることが目的です。

今後は、紙だけでなく、デジタルを取り入れた新しい形態の教科書も認められる方向です。

ただし、紙の教科書が一斉になくなるということではありません。

新しい教科書の具体的な導入時期や運用については、今後の正式な制度や学校からの案内を確認する必要があります。

保護者の方は、紙がなくなるかどうかだけでなく、子どもにどのような学び方が用意されるのかに注目するとよいでしょう。

参考資料

文部科学省「学習者用デジタル教科書について」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/seido/1407731.htm

文部科学省「学校教育法等の一部を改正する法律案が成立しました」(2026年6月10日)
https://www.mext.go.jp/b_menu/activity/detail/2026/20260610.html


3.デジタル教科書で学校の授業はどう変わる?

デジタル教科書が導入されると、授業の進め方にも新しい選択肢が生まれます。

特に注目したいのは、子ども自身が教材を操作しながら学習できることです。

① 分からないところを自分で確かめられる

これまでの授業でも、先生の説明を聞き、教科書を読み、ノートに書く活動が行われてきました。

デジタル教科書を利用すると、そこに自分の画面で教材を拡大したり、必要なページを見直したりする方法が加わります。

例えば、算数の授業で図形の説明がよく分からなかったとします。

そんなとき、画面の図を大きくして、角度や辺の関係を自分で確かめることができます。

理解する速さには個人差があります。

分からない部分を自分で確認する手段が増えることは、学習を進めるうえで助けになります。

② 英語では音声を使った学習がしやすくなる

英語では、対応する音声教材と組み合わせることで、発音やイントネーションを繰り返し確認できます。

例えば、次のような学習が考えられます。

  1. 教科書の英文を読む
  2. 音声を聞いて発音を確かめる
  3. 音声に合わせて声に出す
  4. 音声なしで読んでみる
  5. 習った表現を使って英文を作る

ここで大切なのは、聞くだけで終わらせないことです。

自分でも声に出し、覚えた表現を使ってみることで、理解できているかどうかを確かめられます。

③ 友達の考え方を共有しやすくなる

デジタル教科書と授業支援システムを組み合わせると、子どもたちの考えを画面上で共有することもできます。

例えば、算数の文章題で、ある子は図を使い、別の子は式を使って解いたとします。

それぞれの考えを画面に並べれば、解き方の違いを比較しやすくなります。

ただし、これはデジタル教科書だけの機能ではなく、授業支援システムなどと組み合わせた活用例です。

学習場面これまでの方法デジタルを活用した方法
教材の確認紙面や黒板を見る自分の画面で拡大・確認する
英語の発音先生や音声教材を聞く対応する音声を個別に確認する
図形の学習教科書や板書の図を見る図を拡大して観察する
考え方の共有黒板に書いて発表する授業支援システムで共有する

これらは、デジタルを活用することで可能になる授業の例です。

実際の授業方法は、学校や先生、使用する教材によって異なります。


4.デジタル教科書のメリット5つ

デジタル教科書には、学習を助けるさまざまな可能性があります。

ここでは、代表的な5つのメリットを紹介します。

① 自分のペースで学習内容を確認できる

授業中に一度聞いただけでは理解できないこともあります。

デジタル教科書なら、必要なページを自分で開き、分からない部分を見直せます。

ただし、先生の説明そのものが自動的に繰り返されるわけではありません。

関連する教材や先生の説明と組み合わせることが大切です。

② 音声や動画などの教材と組み合わせられる

英語の発音を聞いたり、理科の実験動画を確認したりすることで、文章だけでは分かりにくい内容を理解する助けになります。

ただし、現在の制度では音声や動画は主にデジタル教材の機能です。

すべてのデジタル教科書に含まれているわけではありません。

③ 文字や図を見やすくできる

文字を拡大したり、必要な部分を画面上で確認したりできます。

小さな文字が読みづらい子どもにとっては、学習しやすくなる場合があります。

④ 一人ひとりの学びにくさに対応しやすい

子どもによって、文字の読みやすさや情報の理解の仕方は異なります。

教材によっては、文字の表示方法を調整できるため、学習上の困難を軽減する助けになります。

ただし、すべての子どもに同じ方法が合うわけではありません。

⑤ 紙とデジタルを組み合わせて学べる

デジタルで図を確認し、紙のノートに考え方を書く。

音声で英語を聞き、声に出して練習する。

このように、学習内容に合わせて複数の方法を組み合わせられることもメリットです。

文部科学省の調査ではどうだった?

文部科学省の2024年度実証研究に関する大規模アンケート調査では、デジタル教科書を「いつも使う」と回答した児童生徒について、次の結果が示されています。

調査項目小学校中・高学年中学生
「授業の内容はよく分かりますか?」に「当てはまる」と回答58.6%57.8%
「課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組んでいますか?」に「当てはまる」と回答53.0%55.3%

出典:文部科学省「令和6年度 学習者用デジタル教科書の効果・影響等に関する実証研究事業」大規模アンケート調査(2024年度)。FAQ掲載図は2026年7月8日に一部更新。

この調査では、デジタル教科書をよく使う児童生徒ほど、これらの設問に肯定的に回答する割合が高い傾向も示されています。

ただし、注意したいことがあります。

58.6%という数字は、学力が58.6%向上したという意味ではありません。

また、デジタル教科書の使用頻度が高いことが、学習意欲や理解度を高めた原因だと断定することもできません。

デジタル教科書の利用と学習意識の関係を示す資料として、適切に受け止めることが大切です。

参考資料

文部科学省「デジタルな形態も含む新たな教科書について」FAQ・Q1(2024年度調査結果)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/seido/mext_03511.html


5.デジタル教科書の注意点4つと対策

便利なデジタル教科書ですが、使い方によっては注意が必要な面もあります。

大切なのは、必要以上に心配することではなく、問題が起こりにくい使い方を考えることです。

① 集中力が途切れることがある

OECDが実施したPISA2022では、授業中のデジタル機器と集中力の関係について調査しています。

数学のほとんど、またはすべての授業で、自分が使用するデジタル機器によって気が散ると回答した生徒は、OECD平均で30%、日本では5%でした。

また、他の生徒が使うデジタル機器によって気が散ると回答した割合は、OECD平均25%、日本4%でした。

調査項目OECD平均日本
自分のデジタル機器によって気が散る30%5%
他の生徒のデジタル機器によって気が散る25%4%

※数学のほとんど、またはすべての授業で気が散ると回答した生徒の割合。PISA2022の15歳生徒を対象とする調査。

この調査はデジタル機器全般についてのもので、デジタル教科書だけを調べたものではありません。

さらにOECD平均では、少なくとも一部の数学の授業で他の生徒のデジタル機器によって気が散る生徒は、ほとんど気が散らない生徒より、数学得点が15点低いという関連も報告されています。

ただし、これもデジタル機器が15点の得点低下を引き起こしたという意味ではありません。

家庭では、学習に必要のないアプリや通知を閉じるなど、集中しやすい環境を整えましょう。

② 目の疲れや姿勢に気を配る

タブレットを使うときには、画面との距離や姿勢にも注意が必要です。

机に顔を近づけたまま長時間学習すると、目や首、肩に負担を感じることがあります。

家庭では、次のようなことを意識しましょう。

  • 画面を顔に近づけすぎない
  • 背中を丸めた姿勢を続けない
  • 適度に休憩を取る
  • 画面の明るさを調整する

特に小学生の場合は、保護者が学習環境を一緒に確認するとよいでしょう。

③ 見ただけで「分かったつもり」になる

デジタル教材の説明を見ていると、内容を理解できたように感じることがあります。

しかし、実際に問題を解いてみると、手が止まってしまうこともあります。

例えば、数学の解説動画を見て解き方が分かったと思っても、同じ問題を何も見ずに解けるとは限りません。

そこで大切なのが、次の3つです。

  1. 説明を見て理解する
  2. 自分で問題を解く
  3. 何も見ずにもう一度解く

「分かった」と「できる」は違います。

これはデジタル教材だけでなく、紙の参考書を使う場合にも共通することです。

④ 端末や通信環境に左右される

デジタル教科書は、端末の充電や教材の利用環境に左右されます。

通信が必要な教材では、インターネットにつながらないと利用できない場合もあります。

家庭では、端末が使えない場合にも、紙の教材やノートで学習を続けられるようにしておくと安心です。

参考資料

OECD「PISA 2022 Results (Volume I and II) – Country Notes: Japan」(2022年調査、2023年公表)
https://www.oecd.org/en/publications/pisa-2022-results-volume-i-and-ii-country-notes_ed6fbcc5-en/japan_f7d7daad-en.html

OECD「PISA 2022 Results (Volume II)」第3章
https://www.oecd.org/en/publications/2023/12/pisa-2022-results-volume-ii_222a5ef6/full-report/component-10.html


6.小学生・中学生・高校生別|紙とデジタルの効果的な使い方

デジタル教科書は、学年や学習内容によって使い方を工夫することが大切です。

ここでは、BONDSが考える学習方法の一例を紹介します。

小学生|見る・聞く・書くを組み合わせる

小学生のうちは、学習の基礎を身につけることが重要です。

例えば、英語では音声を聞いて発音する練習にデジタル教材を活用できます。

一方、漢字の練習では、実際に文字を書き、形や書き順を確認することも大切です。

算数では、図を見て考え方を理解した後、ノートに式を書いて計算してみましょう。

学習例:算数のかけ算

  1. 図を見て、かけ算の意味を理解する
  2. ノートに式を書く
  3. 自分で答えを求める
  4. なぜその式になるのか説明する

中学生|定期テストに向けて演習を重視する

中学生になると、定期テストに向けた学習が重要になります。

デジタル教材で苦手な単元を確認することは役立ちますが、それだけでテスト対策が完成するわけではありません。

例えば、数学の一次方程式では、解き方を確認した後、自分で問題を解く練習が必要です。

学習例:数学の一次方程式

  1. 解き方の説明を確認する
  2. 例題を自分で解く
  3. 間違えた部分を見直す
  4. 類題を何も見ずに解く
  5. 数日後にもう一度解く

途中式を残しておくと、どこで間違えたのかを確認しやすくなります。

高校生|理解と演習を計画的に進める

高校生になると、学習内容が増え、より深い理解が求められます。

英語では、音声教材を使ったリスニングや音読の練習が考えられます。

数学では、解説を確認した後、自分で式を立てて解くことが重要です。

また、大学入試を見据えた学習では、制限時間を決めて問題を解く練習も必要になります。

学習例:高校数学

  1. 教科書で公式の意味を確認する
  2. 例題の解き方を理解する
  3. 類題を自分で解く
  4. 間違えた問題を解き直す
  5. 時間を決めて演習する

学年別の使い分け一覧

学年デジタルの活用例紙・ノートの活用例
小学生英語の音声、図の拡大漢字、計算、文章を書く
中学生苦手単元の復習、音読数学の途中式、記述問題、解き直し
高校生英語の復習、資料の確認数学の演習、論述、入試問題

この表は、BONDSが提案する学習方法の一例です。

紙で学んだ方が理解しやすい内容もあれば、デジタルを使った方が確認しやすい内容もあります。

大切なのは、使う道具を先に決めることではなく、学習の目的に合った方法を選ぶことです。


7.愛媛県・今治市の学校ではどうなっている?

今治市でもICT環境の整備が進んでいる

今治市では、学校教育におけるICT環境の整備が進められています。

今治市の公式ホームページ「市民生活のDX」では、市内小中学校への1人1台端末や電子黒板、指導者用デジタル教科書、授業支援システムの導入が紹介されています。

ICT環境主な役割
1人1台端末児童生徒が自分の端末で学習する
電子黒板教室で教材や資料を大きく表示する
指導者用デジタル教科書先生が授業で教科書を提示する
授業支援システム資料の共有や学習活動を支援する

指導者用と学習者用の違い

デジタル教科書には、先生が使う「指導者用」と、児童生徒が使う「学習者用」があります。

指導者用デジタル教科書は、先生が電子黒板などに表示して授業で使うものです。

一方、学習者用デジタル教科書は、児童生徒が自分の端末で利用するものです。

指導者用デジタル教科書が導入されているからといって、すべての児童生徒が学習者用デジタル教科書を毎日使用しているとは限りません。

今治市内の学校ごとの具体的な使用頻度については、今回確認した資料からは分かりません。

家庭では何を確認すればいい?

保護者の方は、お子さんに次のようなことを聞いてみてはいかがでしょうか。

  • 学校ではどの教科でデジタル教科書を使っている?
  • タブレットで勉強するとき、どんな機能が便利?
  • 分からなかったところを自分で確認できた?
  • 家ではどのような使い方のルールがある?

大切なのは、タブレットを使った時間の長さだけを見ることではありません。

どのような内容を学び、何ができるようになったのかを確認することです。

参考資料

今治市「市民生活のDX」
https://www.city.imabari.ehime.jp/mirai/DX/02/


8.まとめ|デジタル時代も大切なのは「分かる→解く→できる」

デジタル教科書には、文字や図を拡大したり、自分のペースで教材を確認したりできるメリットがあります。

一方で、画面を見て理解したつもりになったり、学習と関係のないことに注意が向いたりする可能性もあります。

だからこそ、紙とデジタルを対立するものとして考えるのではなく、それぞれの良さを生かすことが大切です。

学習塾BONDSでは、「分かる → 解く → できる」 という学習の流れを大切にしています。

ステップ英語の例数学の例
分かる音声を聞き、英文の意味を理解する解き方の説明を理解する
解く習った文法の問題に取り組む自分で式を書いて問題を解く
できる習った表現を使って英文を作れる何も見ずに類題を解ける

デジタル教材は「分かる」を助ける道具の一つです。

しかし、学習はそこで終わりではありません。

自分で問題を解き、間違えたところを見直し、もう一度取り組むことで、「できる」につなげていきます。

保護者が家庭でできる3つのサポート

① 学習した内容を説明してもらう

「今日は何を勉強したの?」だけでなく、「今日分かったことを一つ教えて」と聞いてみましょう。

自分の言葉で説明することは、理解を確かめるきっかけになります。

② 使った時間より、できるようになったことを見る

「今日は何時間タブレットで勉強したの?」という質問だけでは、学習の成果は分かりません。

「前はできなかった問題が解けるようになった?」と聞いてみるのもよいでしょう。

③ 紙とデジタルの使い分けを一緒に考える

「この勉強は紙とタブレット、どちらがやりやすい?」と聞き、お子さん自身が学習方法を考える機会をつくりましょう。

最初から保護者がすべて決めるのではなく、子どもが自分に合った学び方を見つけられるように支えることが大切です。

最後に

これからの学校教育では、デジタル技術を活用した学び方がさらに広がっていくと考えられます。

しかし、どれだけ便利な教材が増えても、自分で考え、理解し、問題を解くことの大切さは変わりません。

デジタルは学びを助ける道具。学力を身につける主役は子ども自身です。

学習塾BONDSでは、これからも「分かる→解く→できる」を大切にしながら、子どもたちが自ら学び、自ら考える力を育てることを目指していきます。

お子さんの学習方法や家庭学習について気になることがあれば、学習塾BONDSにお気軽にご相談ください。


参考資料・出典

  1. 文部科学省「学習者用デジタル教科書について」
    https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/seido/1407731.htm
  2. 文部科学省「令和6年度 学習者用デジタル教科書の効果・影響等に関する実証研究事業」(2024年度)
    https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/digital/1419745_00006.htm
  3. 文部科学省「デジタルな形態も含む新たな教科書について」FAQ(2025年12月24日公表)
    https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/seido/mext_03511.html
  4. 文部科学省「学校教育法等の一部を改正する法律案が成立しました」(2026年6月10日)
    https://www.mext.go.jp/b_menu/activity/detail/2026/20260610.html
  5. OECD「PISA 2022 Results (Volume I and II) – Country Notes: Japan」(2022年調査、2023年公表)
    https://www.oecd.org/en/publications/pisa-2022-results-volume-i-and-ii-country-notes_ed6fbcc5-en/japan_f7d7daad-en.html
  6. OECD「PISA 2022 Results (Volume II)」第3章(2022年調査、2023年公表)
    https://www.oecd.org/en/publications/2023/12/pisa-2022-results-volume-ii_222a5ef6/full-report/component-10.html
  7. 今治市「市民生活のDX」
    https://www.city.imabari.ehime.jp/mirai/DX/02/

※この記事は2026年10月15日時点の制度・公表資料をもとに作成しています。デジタル教科書の利用状況や機能は、学校や教材によって異なります。

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