ワークを3周すれば成績は上がる?効果的な問題集の使い方

「学校のワークは3周しなさい」

「問題集は何度も繰り返すことが大切」

このような話を聞いたことはありませんか?

確かに、問題集を繰り返し解くことは、苦手な問題を克服するための一つの方法です。

しかし、実際にはこんな悩みもあります。

  • ワークを3周したのに、テストの点数が上がらない
  • 2周目から答えを覚えてしまい、勉強になっているのか分からない
  • ワークを終わらせるだけで精いっぱい
  • 間違えた問題を、どのように復習すればよいか分からない
  • 子どもに何周させればよいのか迷っている

実は、ワークを3周することと、成績が上がることは同じではありません。

大切なのは、解いた回数ではなく、最初は解けなかった問題を自分の力で解けるようにすることです。

この記事では、小学生・中学生・高校生と保護者の方に向けて、ワークを効果的に使う方法を紹介します。

「なぜ繰り返すのか」「何を優先すればよいのか」を理解し、今日から実践できる勉強方法を一緒に考えていきましょう。


1. ワークを3周すれば本当に成績は上がる?

結論から言うと、「3周」は一つの目安であり、3周すれば必ず成績が上がるわけではありません。

なぜ「ワークは3周」と言われるの?

問題集を1回解いただけでは、理解できていない問題が残ることがあります。

そこで、間違えた問題を解き直し、さらに自力で解けるか確認するという学習方法が考えられます。

このように学習を3段階に分けると、取り組む目的が分かりやすくなります。

ただし、これは「3回解けば必ず覚えられる」という意味ではありません。

文部科学省などの公的機関が、すべての児童生徒に対して「ワークは3周するべき」と定めていることも、今回確認した資料からは確認できませんでした。

必要な回数は問題によって違う

例えば、数学の計算問題を考えてみましょう。

Aさんの場合

1回目から途中式も答えも正しく書けました。解き方も説明できます。

Bさんの場合

3回解いても、同じところで符号を間違えてしまいます。

この2人に必要な学習は違います。

Aさんは、同じ問題を何度も解くより、別の問題や少し難しい問題に進む方がよい場合があります。

一方、Bさんは、さらに回数を増やす前に、符号を間違える原因を確認する必要があります。

例えば、移項のルールを理解できていないのであれば、基本的な例題に戻って確認することが先です。

「分かった」と「できる」は違う

解説を読んだときは「なるほど、分かった!」と思っても、翌日同じ問題を解こうとすると手が止まることがあります。

これは、解説を理解したつもりでも、自分で解く力が十分に身に付いていない場合があるためです。

例えば、数学の方程式で、解説を見れば計算の流れが分かるのに、何も見ずに解こうとすると途中で分からなくなることがあります。

その場合は、もう少し練習が必要です。

「解説を読めば分かる」から「何も見ずに解ける」へ。

この変化を目指すことが、問題集を繰り返す大切な目的です。


2. ワークを何周しても成績が上がらない5つの原因

一生懸命勉強しているのに、思うように結果が出ないことがあります。

そんなときは、勉強時間を増やす前に、ワークの使い方を確認してみましょう。

原因よくある例改善方法
① 答えを覚えている数学の答えの数字だけを覚えている解き方を説明できるか確認する
② 解説を写して終わる赤ペンで答えを書いて満足する解説を閉じて自力で解き直す
③ 全問題を同じように繰り返す簡単な問題も毎回解く苦手な問題を優先する
④ 間違えた原因を確認しない英単語のスペルミスを放置する間違いの原因を分類する
⑤ 復習を後回しにするテスト直前まで見直さない復習する日を決めておく

① 答えを覚えてしまっている

同じ問題を何度も解くと、問題文を見ただけで答えを思い出すことがあります。

例えば、英語の並べ替え問題です。

最初は文法を考えて解いていたのに、3回目には単語の並び順をそのまま覚えていることがあります。

これでは、テストで少し違う英文が出ると対応できないかもしれません。

対策として、答えだけでなく「なぜその語順になるのか」を説明してみましょう。

② 解説を写して終わっている

間違えた問題の答えを赤ペンで書き込み、それで勉強を終えていませんか?

正しい答えを確認することは大切です。

しかし、答えを書き写しただけでは、自分で解けるようになったかどうかは分かりません。

解説を読んだ後は、いったん答えを隠し、自分の力でもう一度解いてみましょう。

③ すべての問題を同じように繰り返している

すでに理解している簡単な問題も、苦手な問題も、毎回最初から最後まで解いている場合があります。

もちろん、基本を確認することには意味があります。

しかし、勉強時間が限られている場合は、間違えた問題や自信のない問題を優先することも必要です。

④ 間違えた原因を確認していない

同じ不正解でも、原因はさまざまです。

例えば、数学なら、公式を覚えていなかったのか、使い方が分からなかったのか、計算途中で間違えたのかによって対策が変わります。

答えを確認するだけでなく、「なぜ間違えたのか」まで考えてみましょう。

⑤ 復習を後回しにしている

ワークを1周終えたことで安心し、間違えた問題をそのままにしてしまうことがあります。

そしてテスト直前になって、以前間違えた問題がまだ解けないことに気づくのです。

そうならないために、間違えた問題を解き直す日を、あらかじめ学習計画に入れておきましょう。


3. 効果的なワークの使い方|1周目・2周目・3周目の役割

ここからは、実際にワークをどのように使えばよいのかを説明します。

おすすめは、1周目・2周目・3周目で目的を変える方法です。

すべての問題を3回ずつ解くのではなく、自分の理解度に合わせて必要な問題を繰り返します。

以下は、BONDSが提案する学習方法です。

段階目的取り組み方
1周目今の理解度を知るまず自力で解き、正誤と自信の有無を記録する
2周目苦手を減らす間違えた問題と自信のない問題を中心に解く
3周目定着を確認する残った問題を何も見ずに解き、理解度を確かめる

1周目|できる問題とできない問題を見つける

1周目の目的は、自分の理解度を確認することです。

まずは、教科書や解説を見ずに、できるところまで解いてみましょう。

そして、問題ごとに印を付けます。

  • ○:自信を持って正解できた
  • △:正解したけれど自信がない
  • ×:間違えた、または解けなかった

この印を付けるだけで、2周目に何を勉強すればよいかが分かりやすくなります。

2周目|間違えた問題を中心に解き直す

2周目の目的は、1周目で見つかった苦手を減らすことです。

△と×の問題を中心に、何も見ずに解いてみましょう。

例えば、30問ある数学のワークを解いたとします。

1周目の結果

  • 自信を持って正解:17問
  • 正解したけれど自信がない:3問
  • 不正解:10問

この場合、2周目では、間違えた10問と自信のない3問、合計13問を優先します。

すべての30問を最初から解き直す必要はありません。

3周目|本当に自力で解けるか確認する

3周目の目的は、苦手な問題が自分の力で解けるようになったかを確認することです。

2周目でまだ間違えた問題や、不安が残る問題を中心に取り組みます。

例えば、2周目の13問のうち、まだ4問に不安が残った場合、3周目はその4問を優先します。

さらに、似た問題があれば挑戦してみましょう。

数字や文章が少し変わっても解けるか確認することで、答えを覚えているだけなのか、考え方を理解しているのかを判断する手がかりになります。

なぜ「自信の有無」も記録するの?

正解した問題の中にも、「なんとなく選んだら当たった」というものがあります。

そのような問題を見逃さないために、正誤だけでなく、自信があったかどうかも確認します。

文部科学省は、学習評価の観点である「主体的に学習に取り組む態度」について、粘り強く取り組むことに加え、自らの学習を調整しようとする姿勢を重視しています。

自分が理解していることと、まだ理解できていないことを把握することは、学習方法を見直すための第一歩です。

参考資料: 文部科学省「小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について(通知)」
     2019年3月29日

3周しても解けないときは?

3回解いても分からない問題があれば、同じ問題をさらに繰り返す前に、原因を確認しましょう。

例えば、中学校の一次方程式でつまずいている場合、分数の計算が十分に理解できていないこともあります。

その場合は、必要な単元まで戻って確認する方がよいでしょう。

大切なのは、3周で終わらせることではなく、解けるようになるために学習方法を変えることです。


4. 間違えた問題を「できる」に変える解き直し4ステップ

ワークを効果的に使うためには、間違えた問題の扱い方が重要です。

間違えた問題は、自分がまだ理解できていない部分を教えてくれる手がかりです。

ここでは、家庭でも取り組みやすい4つのステップを紹介します。

ステップ① 間違えた原因を確認する

まず、なぜ間違えたのかを考えましょう。

原因具体例必要な対策
知識不足英単語や公式を覚えていない覚え直して確認する
理解不足公式の使い方が分からない基本の説明や例題に戻る
計算・書き間違い符号やスペルを間違える間違えた箇所を確認して練習する
読み違い問題文の条件を見落とす条件に線を引くなどして読み直す

原因によって、次に取り組むことは変わります。

ステップ② 解説を読んで理解する

次に、解説を読んで正しい考え方を確認します。

このとき、答えだけを見るのではなく、途中の考え方まで理解することが大切です。

解説を読んでも分からない場合は、教科書の該当部分を確認したり、先生に質問したりしましょう。

ステップ③ 解説を閉じて、もう一度解く

解説を理解できたら、答えを隠してもう一度解いてみましょう。

数学なら、途中式も含めて最初から解きます。

英語なら、文法のルールを意識しながら英文を書いてみます。

自分の力で解けなければ、まだ理解が不十分な部分があるかもしれません。

その場合は、もう一度ステップ②に戻ります。

ステップ④ 後日もう一度確認する

その日に正解できても、時間がたつと解き方を思い出せないことがあります。

そこで、後日もう一度解いてみましょう。

何も見ずに正解できれば、理解が定着しているかを判断する材料になります。

具体的な復習間隔は、教科や理解度、テストまでの日数によって調整しましょう。

具体例|数学と英語の解き直し

数学:方程式の問題

例えば、次の問題です。

3x + 5 = 17

正解は x = 4 です。

もし途中で符号を間違えた場合は、移項のルールを確認しましょう。

そして、解説を閉じてもう一度解きます。

さらに、3x + 7 = 19 のような似た問題にも挑戦すると、考え方を理解できているか確認できます。

英語:並べ替え問題

例えば、次の単語を並べ替えます。

(plays / he / tennis)

正解は、

He plays tennis.

です。

間違えた場合は、主語が三人称単数で、現在形の一般動詞にsが付くことを確認します。

その後、She plays soccer. のような別の英文も作ってみましょう。

OECDの調査から分かること

OECDが2024年に公表したPISA 2022の分析では、OECD加盟国平均で64%の生徒が、間違いがないよう確認したいという設問に肯定的に回答しています。

また、数学の習熟度がレベル3以上の生徒では、その割合がOECD平均で71%でした。

これは、間違いの確認と学力の間に関連があることを考えるうえで参考になる結果です。

ただし、「間違いを確認すれば必ず成績が上がる」という因果関係を示したものではありません。

また、PISAは主に15歳の生徒を対象とした調査であり、この割合を小学生や高校生全体にそのまま当てはめることはできません。

ワークの学習でも、自分の間違いを確認し、必要な学習を考えることが大切です。

参考資料: OECD『PISA 2022 Results (Volume V): Learning Strategies and Attitudes for Life』2022年調査、2024年11月13日公表、第2章


5. 小学生・中学生・高校生で違う!ワークの活用方法

ワークの効果的な使い方は、学年や教科によっても変わります。

対象大切にしたいこと取り組み例
小学生基礎の理解と学習習慣漢字・計算・文章題
中学生定期テストと高校入試に向けた苦手克服数学・英語・理科・社会など
高校生基礎と応用の使い分け数学Ⅰ・A、英文法、理科など

小学生|「毎日少しずつ」と「間違いの解き直し」

小学生のうちは、基本的な知識や計算方法を理解し、学習習慣を身に付けることが大切です。

例えば、漢字の練習なら、何回書いたかだけでなく、何も見ずに正しく書けるかを確認します。

算数の計算問題では、間違えた問題をもう一度解いてみましょう。

文章題なら、問題文を読み直し、何を求める問題なのかを整理します。

最初から長時間取り組む必要はありません。

無理のない量を決め、少しずつ自力でできる問題を増やしていきましょう。

中学生|「提出すること」と「解けること」を分けて考える

中学生になると、定期テストに向けて学校ワークを使う機会が増えます。

ここで注意したいのが、ワークを提出することと、テストで解けるようになることは別だという点です。

提出期限に間に合わせるために答えを写して終わらせてしまうと、理解できていない問題が残ることがあります。

数学では、授業で学んだ範囲を早めに解き、間違えた問題を確認しましょう。

英語では、単語や文法を理解したうえで、英文を自分で書けるか確認します。

理科や社会でも、用語を覚えるだけでなく、その意味や仕組みを説明できるか確かめてみましょう。

今治市・大西町の中学生も、まずは通っている学校の授業進度、テスト範囲、提出物の指示に合わせて計画を立てることが基本です。

学校から解き直しや提出方法について指定がある場合は、その指示を優先しましょう。

高校生|基礎問題と応用問題を使い分ける

高校生になると、学習内容が難しくなり、問題集の種類も増えてきます。

そのため、何冊も問題集を購入する前に、今使っている問題集を十分に活用できているか確認しましょう。

例えば、数学Ⅰ・Aでは、公式を覚えるだけでなく、どのような条件で使うのかを理解する必要があります。

基本問題が解けない場合は、応用問題を繰り返すより、まず教科書の例題に戻って確認しましょう。

英語でも、単語・文法・英文解釈など、自分が苦手としている部分を見極めることが大切です。

大学入試を意識する場合も、問題集の周回数だけを目標にせず、志望校で必要な力と現在の理解度に合わせて学習を進めましょう。


6. テストまで時間がない!ワークを効率よく進める方法

「テストまであと1週間しかない」

「まだワークが1周も終わっていない」

そんなとき、焦ってすべての問題を3周しようとする必要はありません。

大切なのは、残された時間の中で何を優先するかを決めることです。

以下は、BONDSが提案する学習計画の一例です。

テストまで優先する学習注意点
2週間以上範囲を確認し、1周目を進める学校の授業進度と合わせる
1週間程度△と×の問題を中心に解き直す全問題の機械的な反復を避ける
3日前~前日重要な苦手問題を最終確認する新しい難問ばかりに手を広げない

テスト2週間前|まずは範囲を確認する

テスト範囲が分かっている場合は、ワークの該当部分を確認し、できるところから進めましょう。

まだ正式な範囲が発表されていない場合は、学校の授業で学んだところまで取り組みます。

この段階で○・△・×の印を付けておくと、後の復習がしやすくなります。

テスト1週間前|苦手問題を優先する

1周目で見つかった△と×の問題を中心に解き直します。

数学なら、間違えた計算問題や文章題。

英語なら、覚えきれていない単語や理解が不十分な文法問題。

理科や社会なら、説明できない用語や仕組みを優先しましょう。

ただし、学校の提出物が残っている場合は、提出期限も考慮して計画を立てます。

テスト3日前~前日|重要な問題を確認する

テスト直前は、これまで間違えた問題の中から、特に重要なものを確認しましょう。

例えば、数学なら何度も間違えた基本問題、英語なら苦手な文法問題などです。

新しい難問にばかり時間を使うより、今まで学習した内容を確実にすることを優先した方がよい場合もあります。

睡眠時間を削って無理に3周するのではなく、体調も考えながら取り組みましょう。

なお、ここで紹介した日数は目安です。テスト範囲や本人の理解度、学校の課題量によって適切な進め方は異なります。


7. 保護者ができるサポート|「何周した?」より大切な声かけ

子どもがワークに取り組んでいると、保護者の方はつい「もう何周したの?」と聞きたくなるかもしれません。

もちろん、勉強の進み具合を確認することは大切です。

しかし、回数だけを確認していると、子ども自身も「とにかく終わらせよう」と考えてしまうことがあります。

そこで、ワークの進み具合だけでなく、理解度にも目を向けてみましょう。

声かけを少し変えてみる

言いがちな声かけおすすめの声かけ
「ワークはもう3周したの?」「前よりできるようになった問題はある?」
「また同じ問題を間違えたの?」「どこで間違えたか一緒に見てみようか」
「全部終わるまで休んじゃダメ」「今日はどこまで進める予定?」
「答えを覚えればいいでしょ」「どうしてその答えになるか説明できる?」
「もっと勉強しなさい」「今、一番困っている問題はどれ?」

こうした声かけは、子どもが自分の学習状況を考えるきっかけになります。

ただし、すべての子どもに同じ言葉が合うとは限りません。

子どもの年齢や性格、その日の様子に合わせて、無理のない関わり方を考えましょう。

保護者が答えを教えすぎないことも大切

子どもが問題を解けないと、すぐに答えを教えたくなることがあります。

しかし、最初から答えを伝えるのではなく、

「どこまでは分かった?」

「教科書のどの部分を見ればよさそう?」

といった質問をしてみるのも一つの方法です。

それでも分からない場合は、一緒に解説を確認したり、学校や塾の先生に質問したりするとよいでしょう。

保護者がすべてを教える必要はありません。

子どもが自分で考え、分からないことを確認できるように支えることが大切です。

OECDの調査から考える家庭での関わり方

OECDのPISA 2022の分析では、家庭で学校や学習について会話する生徒は、学習方略を活用し、学習意欲を示す傾向があると報告されています。

また、数学の授業で分からないことがあるとき、頻繁に質問すると回答した生徒はOECD平均で47%でした。

この「頻繁に」とは、分からないことがあった場面の半分を超える頻度で質問することを指します。

これらは学習行動の関連を調べた結果であり、家庭での会話や質問によって必ず成績が上がることを証明したものではありません。

家庭では、点数や勉強時間だけでなく、子どもが何に困っているか、どのような工夫をしているかにも関心を向けてみましょう。

参考資料: OECD『PISA 2022 Results (Volume V): Learning Strategies and Attitudes for Life』
     2022年調査、2024年11月13日公表、Executive Summary


8. まとめ|大切なのは3周することではなく、自力で解けること

「ワークは3周した方がいい」と言われることがありますが、3周すれば必ず成績が上がるわけではありません。

大切なのは、何回解いたかではなく、解けなかった問題を自分の力で解けるようにすることです。

今回のポイントを振り返ってみましょう。

  1. 3周は一つの目安。 すべての問題を3回解く必要はありません。
  2. 1周目は理解度を確認。 ○・△・×の印を付けましょう。
  3. 2周目は苦手を減らす。 間違えた問題と自信のない問題を中心に解きましょう。
  4. 3周目は定着を確認。 必要な問題を何も見ずに解いてみましょう。
  5. 間違えた原因を理解する。 解説を写すだけで終わらせないことが大切です。
  6. 学年や教科に合わせて工夫する。 テストまでの時間も考えて優先順位を決めましょう。
  7. 保護者はできるようになったことにも目を向ける。 回数だけでなく、学習の中身を確認しましょう。

問題集は、ページを埋めるためのものではありません。

自分の苦手を見つけ、少しずつできることを増やすための学習道具です。

「3周終わった!」よりも、「前は解けなかった問題が、今日は自分で解けた!」

そんな変化を大切にしてほしいと思います。

まずは今日、ワークの中から間違えた問題を3問選び、何も見ずに解き直してみましょう。

その3問が自分の力で解けるようになることも、大切な一歩です。


参考資料

1.文部科学省

参考資料: 文部科学省
     「小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について(通知)」
     2019年(平成31年)3月29日

2.OECD:『PISA 2022 Results (Volume V): Learning Strategies and Attitudes for Life』
     調査年:2022年/公表日:2024年11月13日

3.OECD:同報告書・第2章「Learning strategies: Student approaches to learning」

4.国立教育政策研究所:「指導資料・事例集」

※本記事で紹介した3段階学習法、解き直し4ステップ、テスト前の学習計画、保護者の声かけ例は、学習の振り返りや自己調整の考え方を参考にした実践的な提案です。公的機関が「ワークを3周すれば成績が上がる」と保証したものではありません。

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