高校生のスマホ時間をどう管理する?勉強との両立方法

「勉強しようと机に向かったはずが、気づけばスマホで動画を見ていた」

「SNSを少し確認するだけのつもりが、30分もたっていた」

高校生の皆さんには、こんな経験はありませんか。

保護者の方も、「スマホばかり見ていて勉強は大丈夫なのか」「注意すると親子げんかになってしまう」と悩むことがあるかもしれません。

今ではスマホは、友達との連絡や動画視聴だけでなく、英単語の暗記や授業の復習、調べ学習にも使われています。

そのため、スマホを使うこと自体が悪いわけではありません。大切なのは、勉強・睡眠・自由時間のバランスを考え、自分でスマホの使い方を管理することです。

この記事では、こども家庭庁やOECDなどの公的資料をもとに、高校生のスマホ利用の実態と学習への影響を解説します。さらに、今日から実践できる5つの管理方法や、テスト期間の工夫、保護者の声かけ、1週間のチェック表も紹介します。


1.高校生のスマホ時間は何時間が適切?

高校生はスマホを何に使っている?

こども家庭庁の「令和6年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」(2024年度調査)では、スマートフォンでインターネットを利用している高校生921人について、利用目的が調査されています。

主な結果は次のとおりです。

利用目的割合
動画を見る92.8%
投稿やメッセージ交換をする90.4%
勉強をする55.6%

※スマートフォン利用者921人を対象とした複数回答です。

動画やSNSを楽しむ高校生が多い一方、半数以上がスマホを勉強にも使っています。

つまり、スマホは「娯楽の道具」であると同時に「学習の道具」でもあるのです。

出典: こども家庭庁「令和6年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(概要)」(2024年度調査)

令和6年度調査による高校生のスマホ利用目的。動画92.8%、投稿・メッセージ交換90.4%、勉強55.6%

スマホは1日何時間までなら大丈夫?

「高校生のスマホは1日2時間までにした方がいい?」

このような疑問を持つ人もいるでしょう。

しかし、すべての高校生に共通する「1日何時間までなら成績に影響しない」という基準は、今回確認した公的資料からは示せません。

例えば、1日3時間スマホを使う高校生が2人いたとします。

使い方AさんBさん
英単語アプリ30分60分
授業の解説動画30分60分
SNS・娯楽動画120分60分
合計180分180分

※比較のための架空の例です。

同じ3時間でも、学習と娯楽に使う時間は異なります。

ただし、勉強アプリを長く使えば、それだけ学力が伸びるというわけでもありません。解説動画を見ただけで満足せず、実際に問題を解けるようになっているかも確認したいところです。

スマホ時間は、長さだけでなく「何に使ったか」「勉強や生活に影響が出ていないか」で考えましょう。

適切な利用時間を考える3つの基準

自分のスマホ時間が適切かどうかは、次の3つを目安に確認してみましょう。

  1. 勉強時間を確保できているか:スマホが原因で、学校の課題や復習を後回しにしていないか。
  2. 睡眠時間が削られていないか:動画やSNSを見るために、寝る時間が遅くなっていないか。
  3. 生活に支障が出ていないか:食事中や家族との時間にも、何となくスマホを見続けていないか。

大きな支障がなければ、利用時間の長さだけで判断する必要はありません。一方、勉強や睡眠に影響が出ているなら、使い方を見直すタイミングです。


2.なぜスマホを使いすぎてしまうのか?

スマホをつい使いすぎてしまうのは、意志が弱いからとは限りません。

SNSや動画アプリの仕組み、通知、毎日の習慣など、いくつかの理由が重なっています。

SNSや動画は終わるタイミングを決めにくい

動画アプリでは、1本見終わると次のおすすめ動画が表示されることがあります。SNSも、スクロールすれば新しい投稿が次々に出てきます。

「あと1本だけ」のつもりが、なかなかやめられないのは、こうした仕組みも関係しています。

例えば、勉強の休憩に動画を見始めたとします。

面白そうな動画が続けて表示され、次も見たくなる。気づいたら30分たっていて、予定していた勉強時間が減ってしまった。

そんな経験がある人もいるでしょう。

これを防ぐには、スマホを開く前に「何を見るか」「何分で終えるか」を決めておくことが役立ちます。

通知が勉強を中断させる

数学の問題を考えている最中に、友達からメッセージが届いたとします。

「少し確認するだけなら大丈夫」

そう思ってスマホを開いたものの、返信したあと、そのままSNSを見てしまうこともあるでしょう。

一度勉強を中断すると、どこまで考えていたのかを思い出す必要があります。

数学の応用問題や英語の長文読解のように、じっくり考える勉強ほど、中断を減らす工夫が大切です。

スマホを見ることが習慣になっている

特に用事がないのに、何となくスマホを手に取ってしまうことはありませんか。

スマホの通知を確認してSNSや動画を見続け、勉強時間が減ってしまう4段階の流れ

例えば、次のような場面です。

  • 朝起きてすぐ
  • 通学中や電車の待ち時間
  • 勉強を始める直前
  • 難しい問題で手が止まったとき
  • 寝る前に布団に入ってから

こうした習慣に気づくことも、スマホ時間を管理する第一歩です。

まずは1日だけ、自分がどんな場面でスマホを手に取っているのか意識してみましょう。


3.スマホは勉強や成績にどんな影響がある?

ここでは、国際調査の結果を参考に考えてみましょう。

勉強中のスマホ利用について、通知オフ、解説後の問題演習、検索前に考えること、睡眠優先のNGとOKを比較

デジタル機器による注意散漫と学力の関係

OECD(経済協力開発機構)が15歳の生徒を対象に実施した国際学力調査「PISA 2022」では、数学の授業中のデジタル機器による注意散漫についても調べています。

その結果、ほかの生徒のデジタル機器の使用によって、少なくとも一部の数学の授業で気が散ると答えた生徒は、ほとんど気が散らない生徒より、数学の得点がOECD平均で15点低いという関連が報告されました。

この比較では、生徒や学校の社会経済的背景が考慮されています。

ただし、これはデジタル機器による注意散漫と数学の得点に関連があることを示した結果です。

「スマホを使ったから成績が15点下がった」という因果関係を証明したものではありません。また、PISAの15点は学校の定期テストの15点とは異なります。

この結果から考えたいのは、スマホを持っているかどうかではなく、学習中に集中を妨げられない環境をつくることです。

出典: OECD「PISA 2022 Results (Volume II)」(2022年調査、2023年公表)

夜遅くまでのスマホ利用と睡眠

スマホ時間を考えるうえで、忘れてはいけないのが睡眠です。

「あと少しだけ動画を見よう」

「友達からの返信が来るまで起きていよう」

こうした使い方が続くと、就寝時刻が遅くなり、睡眠時間が短くなることがあります。

睡眠が足りないと、翌日の授業で眠気を感じたり、集中しにくくなったりすることがあります。

高校生は授業、部活動、通学、家庭学習などで忙しい毎日を送っています。

だからこそ、勉強時間を増やすために睡眠を削るのではなく、生活全体の時間配分を考えることが大切です。

文部科学省も、中高生向けに睡眠リズムや生活習慣を整えるための資料を公開しています。

参考資料: 文部科学省「早寝早起き朝ごはんで輝く君の未来」

スマホは勉強にも役立つ

一方、スマホは使い方を工夫すれば、便利な学習道具になります。

教科スマホの活用例
英語英単語アプリ、リスニング練習
数学分からない問題の解説動画を見る
国語語句の意味や漢字を調べる
理科実験動画や図解で理解を深める
地理・歴史地図や資料を確認する

PISA 2022では、学校で学習目的のデジタル機器を1日1時間以内利用する生徒は、利用しない生徒より数学の得点がOECD平均で14点高いという関連も報告されています。

この比較も、生徒や学校の社会経済的背景を考慮したものです。

ただし、これは学校でのデジタル機器利用についての調査であり、家庭でスマホを1時間使えば成績が上がるという意味ではありません。

出典: OECD「PISA 2022 Results (Volume I)」(2022年調査、2023年公表)

大切なのは、スマホで調べたり動画を見たりしたあとに、自分で問題を解くことです。

数学なら、解説動画を見たあとに画面を閉じ、同じ問題を自力で解いてみる。

英語なら、単語の意味を確認したあとに、声に出したり例文を作ったりしてみる。

「見るだけの勉強」で終わらせず、「自分でできる」ところまでつなげましょう。

勉強中のスマホの使い方 NG→OK

NGOK
通知を受けながら問題を解く問題演習中は通知をオフにする
解説動画を何本も続けて見る必要な部分を見たら自分で問題を解く
分からない問題をすぐ検索するまず自分で考えてから調べる
寝る直前までSNSを見る就寝前の利用を控え、睡眠を優先する

学習内容を定着させる復習方法も参考にしてください。
暗記してもすぐ忘れる中学生へ|覚えたことを定着させる方法


4.勉強と両立するスマホ管理の5つの方法

ここからは、高校生が今日から取り組める具体的な方法を紹介します。

スマホ管理の5つの方法。利用時間の確認、通知オフ、置き場所、利用時間帯の設定、週ごとの見直し

すべてを一度に始める必要はありません。まずは、自分に合いそうな方法を一つ選んでみましょう。

方法① スクリーンタイムで利用時間を把握する

最初に取り組みたいのは、自分がスマホをどのくらい使っているかを知ることです。

iPhoneには「スクリーンタイム」、Androidには「Digital Wellbeing(デジタル ウェルビーイング)」など、利用状況を確認できる機能があります。

これらを使うと、アプリごとの利用時間を把握できます。

例えば、次のような結果だったとします。

利用内容1日の時間
SNS1時間20分
動画視聴1時間
学習アプリ40分
その他30分
合計3時間30分

※架空の利用例です。

この場合、SNSと動画視聴だけで2時間20分使っていることが分かります。

「勉強する時間が足りない」と感じているなら、まずこの時間の一部を見直すことが考えられます。

最初から無理に減らすのではなく、まず1週間、現在の利用状況を確認してみましょう。

方法② 勉強中は通知をオフにする

勉強中は、SNSや動画アプリの通知をオフにしてみましょう。

例えば、19時から20時まで数学を勉強すると決めた場合、その時間は集中モードを利用します。

勉強が終わってから、友達からのメッセージを確認するようにします。

家族からの緊急連絡など、必要な通知は受け取れるように設定しておくと安心です。

方法③ スマホを手の届かない場所に置く

通知を切っていても、スマホが机の上にあると、何となく手に取ってしまうことがあります。

そんなときは、スマホの置き場所を変えてみましょう。

例えば、次のような方法があります。

  • かばんの中にしまう
  • 机の引き出しに入れる
  • 別の部屋に置く
  • 必要に応じて家族に預かってもらう

特に、数学の問題演習や英語の長文読解など、集中して取り組みたい時間に試してみてください。

学習のためにスマホが必要な場合は、使い終わったら再び片づけるようにしましょう。

方法④ 娯楽アプリを使う時間帯を決める

「スマホをできるだけ使わない」と決めても、実行するのは難しいことがあります。

そこで、スマホを使う時間帯を具体的に決めてみましょう。

例えば、

  • 50分勉強したら10分休憩する
  • SNSは夕食後に確認する
  • 寝る前は動画を見ない

といったルールです。

50分・10分という時間は、あくまで実践例です。集中しやすい時間は人によって異なるため、自分に合う長さに調整しましょう。

なお、スマホを見始めると休憩が長引いてしまう人は、休憩中もスマホを使わず、ストレッチや水分補給などで気分転換する方法もあります。

方法⑤ 1週間ごとにルールを見直す

最初に決めたルールが、必ずしもうまくいくとは限りません。

例えば、部活動が忙しい日と、早く帰宅できる日では、使える時間が違います。

1週間たったら、次のことを振り返ってみましょう。

  • 勉強時間は確保できたか
  • 夜更かしは減ったか
  • スマホを使いすぎたのはいつか
  • 続けやすかったルールは何か
  • 来週は何を変えるか

ルールを守れなかったときも、すぐに「自分は意志が弱い」と考える必要はありません。

「スマホの置き場所が近すぎた」「休憩時間を決めていなかった」など、具体的な原因を探してみましょう。

5つの管理方法まとめ

方法今日からできること
① 利用時間を把握するスクリーンタイムを確認する
② 通知をオフにする勉強中は集中モードを使う
③ 置き場所を決める勉強中はかばんや別の部屋に置く
④ 使う時間を決めるSNSや動画を見る時間帯を決める
⑤ 1週間ごとに見直す守れなかった原因を考えて調整する

5.テスト期間と普段でスマホ時間をどう変える?

スマホの使い方は、普段とテスト期間、受験期で調整することが大切です。

普段の平日は勉強時間を先に確保する

高校生は、学校の授業や部活動、通学などで忙しく、家庭で使える時間は限られています。

今治市・大西町周辺でも、通う高校や通学方法、部活動の予定によって、帰宅後の生活は一人ひとり異なります。

そのため、全員が同じ時間割で生活する必要はありません。

まずは、帰宅後の時間を整理してみましょう。

高校生の平日の時間割例

時間行動
16:30~17:30帰宅・休憩・自由時間
17:30~19:00学校の課題・復習
19:00~20:00夕食・入浴
20:00~21:30勉強・問題演習
21:30~22:00翌日の準備・自由時間
22:00以降就寝準備・スマホ利用を控える

※あくまで一例です。通学時間、部活動、塾、起床時刻などに合わせて調整してください。必要な睡眠時間を確保できる就寝時刻を優先しましょう。

ポイントは、スマホを使ってから残りの時間で勉強するのではなく、必要な勉強時間を先に確保することです。

定期テスト2週間前はスマホの使い方を調整する

定期テストが近づいたら、学校のワークや問題演習、暗記などに必要な時間を考えましょう。

例えば、テスト2週間前から次のようなルールに変更します。

普段テスト2週間前
SNSを空いた時間に確認するSNSを確認する時間帯を決める
動画を自由時間に見る娯楽動画の時間を短くする
勉強の合間にスマホを見る勉強中はスマホを手元から離す
学習アプリを必要に応じて使う学習目的の利用は継続する

テスト勉強で重要なのは、スマホを使わない時間を増やすこと自体ではありません。

学校のワークを解く時間や、間違えた問題を解き直す時間を確保することです。

テスト範囲や提出物を確認し、勉強の予定を立ててからスマホ時間を調整しましょう。

定期テストに向けた2週間の勉強計画もあわせて確認しましょう。
定期テスト2週間前から何をする?中学生の勉強スケジュール

受験期は学習目的と娯楽目的を分ける

大学受験を控えた高校3年生は、スマホを学習に利用する機会もあるでしょう。

英単語アプリ、講義動画、大学の入試情報の確認など、必要な機能まで一律に制限する必要はありません。

一方で、SNSや娯楽動画を長く見続けてしまう場合は、利用方法を工夫しましょう。

例えば、娯楽アプリをホーム画面から外したり、利用時間の上限を設定したりする方法があります。

受験期も、勉強・睡眠・休息のバランスを大切にしてください。


6.保護者はスマホの使いすぎにどう対応する?

子どもが長時間スマホを使っていると、保護者の方は勉強への影響が心配になるでしょう。

ただし、高校生になると、友達との連絡や学習など、スマホが必要な場面も増えてきます。

大切なのは、一方的に禁止することではなく、本人が自分で時間を管理できるように支えることです。

保護者のスマホに関する声かけをNGとOKで比較し、子どもと一緒にルールを考える方法を紹介

頭ごなしに禁止する前に利用状況を確認する

まずは、スマホを何に使っているのか確認してみましょう。

「今日はスマホで何をしていたの?」

「勉強にも使っているのかな?」

このように尋ねることで、本人の使い方を知るきっかけになります。

スクリーンタイムを一緒に確認する場合も、監視や叱責のためではなく、生活時間を考える材料として活用しましょう。

親子で納得できるルールを決める

ルールは、保護者だけで決めるのではなく、本人の意見も聞きながら考えることをおすすめします。

例えば、次のような内容です。

  • 勉強中のスマホの置き場所
  • SNSや動画を見る時間帯
  • 就寝前のスマホ利用
  • テスト期間中の使い方
  • ルールを守れなかったときの見直し方

「何時から何時まで使わない」「勉強中はかばんに入れる」など、具体的で実行しやすい内容にすることが大切です。

保護者の声かけ NG→OK

スマホについて話すときは、言葉の選び方も工夫してみましょう。

避けたい声かけ(NG)話し合いにつながる声かけ(OK)
「またスマホばかり見て!」「今日はスマホをどのくらい使った?」
「成績が下がるから禁止!」「勉強時間を確保するにはどうしたらいいかな?」
「スマホを取り上げるよ!」「勉強中はどこに置くと集中できそう?」
「何回言っても変わらない!」「どのルールが続けにくかった?」
「みんなはもっと勉強しているよ!」「今週の勉強の予定を一緒に確認してみようか」

※家庭での対話を促すための提案例であり、特定の効果を保証するものではありません。

ルールを守れなかったときも、すぐに罰則を増やすのではなく、理由を確認してみましょう。

「友達からの連絡が気になった」「動画を途中でやめられなかった」など、理由が分かれば対応も考えやすくなります。


7.高校生のスマホ管理についてよくある質問

Q1.高校生はスマホを1日何時間まで使っていいですか?

すべての高校生に共通する時間の基準はありません。

勉強時間を確保できているか、睡眠時間が削られていないか、生活に支障が出ていないかを確認し、自分に合った利用時間を考えましょう。

Q2.勉強中にスマホで音楽を聴いてもいいですか?

音楽を聴きながら勉強すると集中しやすいと感じる人もいれば、歌詞などが気になってしまう人もいます。

英語の長文読解や暗記、数学の計算など、勉強する内容によっても違いがあるでしょう。

音楽がある場合とない場合で、問題を解く時間や正答率を比べ、自分に合う方法を確かめてみてください。

Q3.勉強アプリを使う時間も制限した方がいいですか?

学習目的と娯楽目的の利用は分けて考えましょう。

ただし、勉強アプリを長時間開いているだけで、十分に学習できたとは限りません。

英単語を覚えられたか、問題を自分で解けるようになったかなど、学習の成果も確認することが大切です。

Q4.テスト前だけスマホを禁止するのは効果的ですか?

スマホを使わないことで勉強時間を確保しやすくなる場合はあります。

しかし、友達との連絡や学習のためにスマホが必要な場合もあります。

全面的に禁止する前に、SNSや娯楽動画などの利用時間を調整する方法を検討してみましょう。

Q5.子どもがスマホのルールを守らないときはどうすればいいですか?

まずは、守れなかった理由を確認しましょう。

ルールが厳しすぎるのか、友達からの連絡が気になるのか、何となくスマホを見てしまうのかによって、必要な対応は異なります。

本人と相談しながら、実行しやすいルールに調整していくことが大切です。


8.親子で使える!1週間のスマホ管理チェック表

スマホの使い方を変えたいと思っても、最初から完璧に管理するのは難しいものです。

そこで、まずは1週間だけ、次のチェック表を使ってみましょう。

月曜日から日曜日まで、スマホ利用時間、勉強中の通知、勉強時間、睡眠時間を確認する1週間チェック表

チェックが付かなかった日があっても、気にしすぎる必要はありません。

大切なのは、できなかったことを責めるのではなく、翌週の使い方を考えることです。

例えば、

「火曜日は部活動で疲れて、勉強前に動画を長く見てしまった」

という場合は、

「火曜日は帰宅後に少し休んでから勉強を始めよう」

と、生活に合った方法を考えてみましょう。

保護者の方も、チェックの数だけを評価するのではなく、本人が工夫したことや改善できたことに目を向けてみてください。


まとめ|スマホに使われず、自分で時間を管理しよう

スマホは、高校生にとって友達との連絡や情報収集、学習にも役立つ道具です。

一方で、SNSや動画を見続けてしまい、勉強や睡眠の時間が減ってしまうこともあります。

大切なのは、スマホを使うこと自体を悪いと考えるのではなく、自分の生活に合わせて使い方を管理することです。

今回紹介したポイントを振り返りましょう。

  1. 利用時間を把握する:まずは1週間、自分の使い方を確認する
  2. 勉強中の通知を減らす:集中しやすい環境をつくる
  3. スマホの置き場所を工夫する:必要のないときは手元から離す
  4. 使う時間帯を決める:勉強・休憩・自由時間を区別する
  5. 定期的に見直す:生活や学習の予定に合わせて調整する

保護者の方も、スマホの利用時間だけを注意するのではなく、子どもが自分で時間を管理できるように、一緒に考えてみてください。

まずは今日、自分がスマホを何時間、何のために使っているのか確認することから始めてみましょう。

小さな工夫を積み重ねることが、勉強とスマホを無理なく両立させる第一歩になります。


参考資料・出典

1.こども家庭庁

「令和6年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(概要)」(2024年度調査)

2.OECD(経済協力開発機構)

「PISA 2022 Results (Volume II)」(2022年調査、2023年公表)

3.OECD(経済協力開発機構)

「PISA 2022 Results (Volume I)」(2022年調査、2023年公表)

4.文部科学省

「早寝早起き朝ごはんで輝く君の未来」

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ikeda

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