愛媛・今治で志望校を勝ち取るために、今日から知っておくべきこと
「中3から本気を出せばいい」は、愛媛では通用しません
愛媛県の内申点(調査書点)には、他県にはない重要な特徴があります。中1・中2・中3の成績がすべて均等に扱われるという点です。
東京や大阪など多くの地域では、中3の成績を2〜3倍に換算する「傾斜配分」を採用しています。
そのため「中3から本気を出す」という戦略が一定程度通用します。
しかし愛媛県ではそうはいきません。
どの学年の成績も同じ重みで積み上がるため、中1・中2での失点は最後まで響き続けます。
具体的にイメージしていただくために、一つの例をお示しします。
中1・中2をオール3(各27点)で過ごし、中3で奮起してオール5(45点)を取ったとします。合計は99点。
しかし今治西高校の目安とされる115〜120点には、どうしても届きません。
中3時点でどれほど学力を伸ばしても、内申点の段階で第一選抜の枠からこぼれ落ちるリスクが生じてしまうのです。
私たちが塾として保護者の皆さまに最初にお伝えしていることが、まさにここです。
今治西・今治北を目指すなら、中1の最初の定期テスト、最初の提出物の瞬間から、入試は始まっています。
「テストの点数はいいのに、なぜ3なのか」——その背景
「定期テストでは高得点なのに、通知表が3のまま変わらない」というご相談を、保護者の方からいただくことがあります。
原因は、現行の観点別評価の仕組みにあります。
通知表の評定はテストの点数だけでは決まりません。
「主体的な学習に取り組む態度」という観点が、成績全体に大きく影響しているのです。
「授業中にきちんとノートを取っていれば評価される」と思われている方も多いのですが、
現在の基準ではそれは「最低限のスタートライン(B評価)」にあたります。
先生がA評価をつけるのは、お子さま自身が学びを広げようと試行錯誤している姿が見えたときです。
たとえば、ワークを期限通りに提出していても、間違えた問題に答えを書き写すだけで終わっている場合、
または授業中のグループ活動で発言せず周囲の意見を聞いているだけの場合
—こうした状況では、主体性の評価はなかなか上がりません。
一方、間違えた理由を自分の言葉でワークに書き込んでいる、授業の振り返りシートに疑問点や「もっと調べたいこと」を書いている
—テストの点数が平均でも、こうした姿勢が見えれば「4」の評価につながります。
お子さまの成績が伸び悩んでいる場合、この「態度面の評価」を見直すことが突破口になるケースが非常に多いです。
内申点を確実に上げるために、意識してほしい3つのポイント
① 実技4教科こそ、内申点を伸ばすチャンス
音楽・美術・保体・技家の4教科は、軽視されがちです。
しかし実はここが、短期間で内申点を伸ばせる最大のポイントです。
主要5教科で「3→4」に上げるには、相応の勉強時間と演習量が必要です。
しかし実技教科は、授業中の行動を変えるだけで、次の学期から結果に反映されやすい。
音楽であれば歌の上手さよりも、大きな口を開けて積極的に歌っているか、合唱練習でクラスメートに声をかけようとしているか。
美術であればアイデアシートや振り返りカードに、制作の意図を丁寧に言語化できているか。
保体であれば、チャイムの前から準備を始めている、片付けを率先している、苦手な種目でもアドバイスを素直に実践しようとしている
—こうした姿勢が、実技点を大きく左右します。
お子さまが「実技が苦手だから」と諦めているとすれば、ぜひ一度この視点をお伝えください。
② 提出物の「質」が、評価を変える
学校のワークは、先生にとってお子さまの学習プロセスを確認するためのものです。
提出すること自体はもちろん大切ですが、中身をどう使っているかが評価を左右します。
間違えた問題に×をつけて答えを写すだけで終わらせず、「なぜ間違えたか」を一言メモする。
数日後に解き直して、自力で正解にたどり着いたプロセスを残す。
先生がワークを点検する際、こうした痕跡が見えるだけで、主体性の評価は明確に変わります。
塾では、こうした「ワークの使い方」についても具体的に指導していきます。
③ 「第一選抜の仕組み」を、早めに把握しておく
愛媛県の一般入試では、募集定員の70%が「第一選抜」で決まります。
条件は、内申点が受験生全体の上位約90%に入っていること。
今治西・今治北のように上位層が集まる学校では、このボーダーライン自体がかなり高くなります。
仮に当日試験で非常に高い得点を取れる実力があっても、内申点が不足していれば第一選抜の時点で「保留」となり、
合格枠の狭い第二選抜へ回されてしまいます。そこでは倍率が跳ね上がり、結果が不安定になります。
確実な合格のためには、当日点の実力と並行して、内申点という「土台」を早い段階から積み上げておくことが不可欠です。
これは中3になってから対策できるものではありません。
今日から変えられることが、未来を変える
今治西・今治北への合格は、難しい問題を解く力だけで手に入るものではありません。
日々の授業への向き合い方、提出物の使い方、実技教科での立ち居振る舞い
—こうした積み重ねが、内申点という形で確実に結果に表れてきます。
「うちの子の成績、このままで大丈夫だろうか」と感じることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
現在の状況を整理した上で、お子さまに合った具体的なアドバイスをお伝えします。
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