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【高1・高2】夏に頑張ったのに偏差値ダウン?秋の勉強法を見直す

夏休みは頑張ったのに、模試の偏差値が下がった?

夏休みの間、いつもより勉強時間を増やし、夏期講習にも通い、苦手科目にも腰を据えて取り組んだ。

それなのに、夏休み明けの模試を見ると「あれ、偏差値が下がっている」——そんな経験をする高校生は少なくありません。

保護者の方からも、
「夏休みはかなり勉強していたはずなのに、なぜ成績が下がったのでしょうか」
「このまま下がり続けないか心配です」
というご相談をいただくことがあります。

ですが、ここでまず押さえておきたいのは、偏差値が下がった=学力がなくなった、ではないということです。

高校1年生・2年生の2学期は、学習内容そのものが難しくなるうえ、学校行事や部活動も忙しさを増します。
加えて、周囲の生徒たちも少しずつ受験を意識し始めます。つまり2学期というのは、自分の学習環境そのものが変わっていく時期なのです。

だからこそ、夏休み明けの成績に落ち込むだけで終わらせず、今の学習方法を一度見直してみることが大切になってきます。

この記事では、高1・高2の2学期に成績が伸び悩みやすい理由と、秋からの学習量・勉強法の見直し方について解説します。


なぜ2学期になると模試の偏差値が下がりやすいのか

原因① 学習内容が一段階難しくなる

高校1年生・2年生ともに、2学期からは学習内容が大きく変わってきます。

高校1年生では、数学に二次関数などの重要単元が登場し、単純な計算だけでは太刀打ちできない問題が増えていきます。
英語でも、文法・英文解釈・長文読解と扱う範囲が広がり、単語を覚えているだけでは対応しきれなくなってきます。

高校2年生になると、数学では微分・積分など大学受験に直結する単元が本格的に始まり、英語もより長い英文を正確に読み解く力が求められるようになります。

つまり、「1学期と同じ勉強のやり方」のままでは、2学期からうまく対応できなくなることがある
——これが高校生にとって大きな落とし穴になっています。

原因② 学校生活が急に忙しくなる

夏休み中は、比較的まとまった時間を勉強に充てられます。ところが2学期になると状況は一変します。
授業、部活動、体育祭や文化祭、定期テスト、模試、学校行事、友人関係……とさまざまな予定が一気に押し寄せてくるからです。

その結果、
「今日は疲れたから30分だけ」
「部活から帰ってきたら眠くなった」
「学校行事が終わったら勉強しよう」
というかたちで、少しずつ学習時間が削られていきます。

ここで本当に危ないのは、「1日だけ勉強しなかった」ことではありません。1日30分の減少が1週間で数時間になり、1か月経つ頃には大きな差になっている
——この積み重ねこそが問題なのです。秋は一気に勉強時間を増やすことよりも、毎日の学習を途切れさせないことのほうがずっと重要になります。

原因③ 周囲の生徒も本気になってくる

高校1年生の前半は、大学受験をまだ現実的なものとして捉えていない生徒も多いものです。
しかし2学期に入ると、少しずつ空気が変わってきます。高校2年生になれば、その傾向はさらに強まります。

そのため、「自分は今までと同じくらい勉強しているのに、模試の順位が下がった」という現象が起こります。
これは自分の学力が落ちたというより、周囲の学習量そのものが増えた結果である可能性も十分にあります。

模試の偏差値は、自分一人の努力だけで決まるものではありません。

だからこそ偏差値の数字だけに一喜一憂するのではなく、「自分は前回より何ができるようになったのか」を確認する視点を持つことが大切です。


高1・高2の「秋の勉強」が大学受験につながる理由

大学受験の勉強というと、「高校3年生になってから頑張ればいい」と考えてしまう人も少なくありません。
しかし、高3になってからすべてを取り戻そうとすると、かなり厳しい戦いになります。
というのも高3では、学校の授業・受験勉強・模試・過去問・弱点補強を同時並行で進めていかなければならないからです。

そこで重要になるのが、高1・高2の段階で「受験勉強を始める」ことよりも、「受験勉強ができる土台を作っておく」という発想です。

高1の秋にやっておきたいこと

高校1年生では、まず英語と数学の基礎を固めることを優先しましょう。

英語であれば、英単語・英文法・基本的な英文解釈・短めの長文読解。
数学であれば、教科書レベルの問題・基本公式・典型問題・間違えた問題の解き直し。

ここで大事なのは「難しい問題をたくさん解く」ことではなく、基本問題を自力で解ける状態にすることです。

高2の秋は「受験0学期」を意識する

高校2年生になると、より受験を意識した学習が求められます。特に重要なのが、英語・数学の苦手分野を放置しないこと

「数学が苦手だけど、受験勉強は高3から始めればいい」と先送りにしてしまうと、後々かなり大きな負担になって返ってきます。

高2の秋は、受験勉強を本格化する前の「準備期間」だと捉えておくとよいでしょう。


偏差値を下げないための「学習量&勉強法」3ステップ

STEP1 「平日+1時間」をどう作るか考える

いきなり「毎日3時間勉強しよう」と目標を立てても、部活や学校行事のある高校生にはなかなか続きません。

おすすめなのは、今より30分〜1時間だけ学習時間を増やすという発想です。

たとえば、朝に英単語15分、休み時間に英単語・公式確認10分、帰宅後に数学30分、就寝前に英語長文または復習20分
——というように分散させれば、まとまった2時間を確保できなくても学習時間の総量は増やせます。

大切なのは「何時間勉強するか」だけでなく、「いつ勉強するか」を先に決めておくことです。

STEP2 模試を「受けっぱなし」にしない

模試で一番もったいないのは、結果を見て終わってしまうことです。模試は本来、自分の弱点を見つけるための教材でもあります。
「数学の偏差値が55だった」というだけでは、次に何をすればいいのか分かりません。

しかし
「二次関数の基本問題で失点した」
「計算ミスが3問あった」
「英単語が原因で長文を読めなかった」
「時間が足りなかった」
というところまで掘り下げれば、次の勉強に直結します。

おすすめは、間違えた問題を次の4つに分類することです。

分類原因次にやること
①知識不足公式・単語を知らない覚え直す
②理解不足解き方がわからない教科書・授業に戻る
③演習不足解き方はわかるが解けない類題を解く
④ミス計算・読み間違いミスの原因を書く

これだけでも、模試の価値は大きく変わってきます。

STEP3 英語・数学の「基礎の穴」を優先する

秋になると「もっと難しい問題をやらなければ」と焦ってしまう高校生もいます。
しかし、基礎が固まっていない状態で難問に手を出しても、思うようには伸びません。

英語なら「単語→文法→英文解釈→長文」、
数学なら「公式理解→基本問題→典型問題→応用問題」
という積み上げの流れがあります。

今の自分がどの段階にいるのかを、まず確認してみましょう。

特に注意したいのが、「授業ではわかったつもりだけど、自力では解けない」という単元です。ここを放置すると、後になって大きくつまずく原因になります。


部活・学校行事と両立する秋の学習スケジュール

高1の場合

高校1年生は、まず学校の授業内容を確実に理解することを優先します。

目安としては、学校の授業の復習30分、英単語・英文法30分、数学30〜45分、その日の間違い直し10〜20分。
合計で1時間30分〜2時間程度が一つの目安です。

もちろん部活動や通学時間によって調整は必要ですが、重要なのは「忙しい日はゼロにしない」こと

30分しかできない日があってもかまいません。続けることに意味があります。

高2の場合

高校2年生は、平日の学習に加えて、週末にまとまった時間を確保することをおすすめします。

たとえば
土曜日は英語長文・数学演習・1週間の復習、
日曜日は模試や定期テストの解き直し・英単語英文法・次週の学習計画、
というように「平日は毎日の継続」「休日は弱点補強」と役割を分けると効率的です。


「勉強時間」だけを増やすのではなく「勉強の中身」を変える

秋の学習で注意したいのが、「机に座っている時間=勉強時間」になってしまうことです。

3時間机に向かっていても、スマホを触っている、教材を眺めているだけ、答えを写している、わからない問題を放置している
——これでは十分な学習効果は得られません。

そこで秋からは、
「今日は何時間勉強したか」だけでなく、「今日は何ができるようになったか」を記録してみましょう。

「英単語50個覚えた」
「二次関数の問題を10問解いた」
「模試の数学3問を解き直した」
「英文法の苦手分野を復習した」
——こうした記録があれば、勉強の成果が目に見えるかたちで残っていきます。


保護者が「勉強しなさい」と言う前に確認したいこと

子どもの成績が下がると、保護者としては心配になるものです。
「もっと勉強したら」
「スマホばかり見ていないで勉強しなさい」
と言いたくなるのも当然でしょう。

しかし、まず確認したいのは「勉強していない」のか、それとも「勉強しているけれど方法が合っていない」のか、という点です。

「最近、何時間勉強しているの」と聞くよりも、「今回の模試で、一番難しかったところはどこだった」と聞いてみる。

「もっと勉強しなさい」ではなく、「次の模試までに何をできるようにしたい」と聞いてみる。

こうした問いかけのほうが、子ども自身が学習を振り返るきっかけになります。


2学期の成績低下は「危険信号」ではなく「見直しのサイン」

夏休み明けに偏差値が下がったからといって、「もう大学受験は無理だ」と考える必要はまったくありません。
むしろ大切なのは、なぜ下がったのかを分析することです。

学習時間が減ったのであれば毎日の最低学習時間を決める
数学の特定単元で失点したのであればその単元を基礎から復習する
英単語不足で長文が読めなかったのであれば毎日の単語学習を固定する
模試で時間が足りなかったのであれば時間を測った演習を増やす

——原因が分かれば、対策はおのずと決まってきます。


まとめ 2学期は「勉強量を増やす」だけでは足りない

高校1年生・2年生の2学期は、学習内容が難しくなり、学校行事や部活動も忙しくなる時期です。
夏休みと同じ感覚で勉強していると、いつの間にか学習量が不足してしまうことがあります。

ここで大切なのは、「偏差値が下がったから、もっと長時間勉強しなければ」と考えることではありません。

必要なのは、
①学習時間を確保する
②勉強の中身を見直す
③模試・定期テストを復習に活用する
④英語・数学の基礎の穴を早めに埋める
——この4つです。

高1・高2の秋は、まだ受験直前ではありません。だからこそ、今のうちに学習習慣を立て直すことができます。
夏休み明けの模試で偏差値が下がったとしても、それは「終わり」ではなく、「今の勉強方法を変えるタイミングが来た」というサインだと捉えてください。

秋からの数か月をどう過ごすかによって、冬、そして高3になったときの学習のしやすさは大きく変わってきます。

「今の勉強時間で足りているのかわからない」
「模試の結果をどう分析すればいいかわからない」
「部活と受験勉強をどう両立すればいいかわからない」
——そんなときは、一人で抱え込まず、まず現在の学習状況を整理してみましょう。

2学期は、成績が決まる時期ではありません。
これからの成績を変えるための「見直しの時期」です。
焦る必要はありません。

ただし、放置もしない。この秋から、今の学習を一度見直してみましょう。

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ikeda

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